おはなし

七夕物語(七夕さま)

お話「七夕物語」と童謡「七夕さま」が一緒になった動画だよ。

くわしくみる

  • 文:東方明珠
  • 朗読/歌/演奏:森田くみこ
  • 絵:みのもまりか
  • アニメ:ゆめある

七夕物語  本文

むかしむかしの おはなしです。
そらの かみさまに おりひめ という うつくしい むすめが いました。
おりひめは たいへん はたらきもの でした。

まいにち あさから ばんまで はたを おっています。
かみさまは ごほうびに いいことを おもいつきました。
「おむこさんを つれてこよう」

おりひめの ところへ おむこさんが きました。
あまのがわの ほとりで うしの せわを している ひこぼし という わかものです。

おりひめと ひこぼしは なかよし ふうふと なりました。
まいにち たのしくて、あそんで ばかり。
はたおりきには くもの すが はり、
うしは すっかり やせて しまいました。

かみさまは ふたりを ちゅうい しました。
「まじめに はたらきなさい」
けれども、ちっとも いうことを ききません。
「なまけものたちめ」
おこった かみさまは ふたりを ひきはなして しまいました。

それから というもの。
おりひめは まいにち ないてばかり。
ひこぼしも うしを ほったらかして しょんぼり しています。

かみさまは ふたりを よびだして いいました。
「いままで どおり きちんと はたらくならば いちねんに いちどだけ あわせてやろう」
おりひめと ひこぼしは かたく ちかいました。
「いっしょうけんめい はたおりを します」
「ちゃんと うしの せわを します」

やがて やくそくの ひが おとずれました。
しちがつ なのか、たなばたの よるです。
かささぎの むれが とんできて あまのがわに はしを かけました。
おりひめと ひこぼしは よろこんで はしを わたりました。
「また らいねんも こうして あおうね」
ふたりは しっかりと てを つなぎあいました。

童謡 七夕さま 歌詞

ささのはさらさら のきばにゆれる
おほしさまきらきら きんぎんすなご

ごしきのたんざく わたしがかいた
おほしさまきらきら そらからみてる

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