一休さん(いっきゅうさん) とんち話 動く絵本

保護者の方へ

一休さん(いっきゅうさん)がとんちを使って、難題を解決していくとんち話です。
かわいいイラストと共にお楽しみ下さい。

本文

むかし むかし いっきゅうさんの おはなしです。
いっきゅうさんは おてらで しゅぎょうちゅうの こぞうさん。
とんちが とても とくいです。

「どれ、ためして やろう」
きんじょの おじいさんが いっきゅうさんに てがみを かきました。
「おいしい ごちそうが あります。ぜひ あそびに きてください」

いっきゅうさんは おじいさんの やしきへ やってきました。
やしきの まえには はしが かかり、たてふだが たって います。

「この はし わたるべからず」

はしを わたらないと やしきへ いかれません。
さあ、こまりました。
しかし、いっきゅうさんは にっこり。
どうどうと はしの まんなかを わたりはじめました。
「はしっこを とおらなければ いいんだね」
「うぬぬ、いっぽん とられたわい」
どうやら おじいさんの まけの ようです。

いっきゅうさんの ひょうばんは おしろの おとのさまにも とどきました。
「いっきゅうを つれてまいれ」
おとのさまは いっきゅうさんに つかいを だしました。

いっきゅうさんが おしろへ いくと きんぴかの へやに あんない されました。
めの まえには おおきな びょうぶが あります。
きばを むきだした おそろしい とらの えが かかれています。
おとのさまが いいました。
「よくきたな。さっそくじゃが たのみを きいてくれ」
「はい。なんでしょうか」
「この とらは よるに なると びょうぶから とびだして わるさを するのじゃ。だから、しばりあげて くれぬか」
おとのさまは にやりと わらいました。
もちろん これは うそ なのです。

「おまかせください」
いっきゅうさんは たちあがり、うでまくりを しました。
なわを かまえて おとのさまに むかいました。
「それでは とらを びょうぶから おいだしてください」
おとのさまは ぽかんと くちを あけました。
そして、おおきな こえを だしました。
「だせるわけが なかろう!」
いっきゅうさんは うなずきました。
「とらは でてこなく なったのですね。あんしん しました」
「なるほど。かしこい こぼうずじゃ」
おとのさまは まけを みとめました。
いっきゅうさんは たっぷりと ごほうびを もらって かえりました。

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作った人

文章:東方明珠
朗読:須田 勝也(コトリボイス)

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