猫のお話

かいじゅうとネコ

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ぽかぽか太陽。
ボクがグウグウ眠っていると、大きなかいじゅうがのっしのっしとやってきた。

「ガオー」

大きなかいじゅうは、ボクに話しかけてるみたい。でもなんて言ってるのか分かんないや。ごめんね。ボクはムクリとおきて、トコトコと走ってにげた。

くもがお空でモクモク。
ボクがいち、にぃ、さんと、お空のくもを数えていると、大きなかいじゅうがドシンドシンとやってきた。

「ガウ?ガロロ?」

大きなかいじゅうは、なんだか困っているみたい。でもなんて言ってるのか分かんないや。ごめんね。ボクは「じゃあね」と言って、トコトコと走ってにげた。
 

お星さまキラキラ。
ボクが「明日は晴れるかなぁ」とかんがえていると、大きなかいじゅうがトボトボとやってきた。

「ガゥガゥ」

大きなかいじゅうは、なんだか悲しそう。でもなんて言ってるのか分かんないや。どうしよう。ボクはちょっとだけこわかったけど、大きなかいじゅうに話しかけてみた。

「どうしたの?元気だして!」

すると、大きなかいじゅうは、ニッコリ笑って、ボクをナデナデしてくれた。元気になったのかな?ボクはルンルンとオウチに帰った。

その帰りみち。アリさんがすごく重たそうなものを運んでいた。

「なにか手伝おうか?」

とボクが言うと、アリさんはどこかへサササっとにげてしまった。
ありゃりゃ。びっくりさせちゃったかな?

  • 文:かずきち(第1回 猫のお話コンテスト 優秀作品)
  • 声:koebu だいち

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にゃんこの手

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さむいさむい冬の日。

いそがしい
いそがしい
ゆかちゃんは、そう言った。

それを見ていた猫のマロンちゃん
「わたしの手をかそうかにゃ?」

「かしてちょうだい」と返事をした途端
あれれ、不思議!
ゆかちゃんのおててがにゃんこの手に。

「マロンちゃん、ちがうよ。お手伝いをしてほしかったのよ。」
そういいながら、すねるゆかちゃん。

マロンちゃんはやさしくこたえたよ
「ごめんごめん。でも、私のおてて、もふもふしててあったかいでしょ?」

そう言われて初めて気づいたよ
マロンちゃんのおててすごくあったかいね

なんだか、こころもぽっかぽかになったよ
「いそがしい」っていうきもちもわすれてしまったよ

  • 文:ゆん(第1回 猫のお話コンテスト 優秀作品)
  • 声:koebu saba

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よるのネコたち

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ニャアニャアと、ないてるネコは、おはなししてる。

コンビニができたってよ。

そうなの? よるがあかるくなるね。

こまったね。

でもおべんとうののこりを、もらえるかもね。

にしやまさんのいえにいくと、ミルクをもらえるって。

ほうほう、それはいいことをきいたよ。

おかのうえのしらいしさんは、ひっこすみたいだよ。

ならみんなでみおくりに、いきましょうか。

こんやはつきがきれいね。

おほしさまも、キラキラしているものね。

わたしこのごろ、ちょっとふとったかしら。

またたび、しばらくたべていないなあ。

よるのネコたちは、とてもよくしゃべる。

でもきこえるのは、ただただニャアニャア。

  • 文:雨の国(第1回 猫のお話コンテスト 最優秀作品)
  • 声:koebu ゆず
  • イラスト/アニメ:インターン生

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クロのすきなものは?

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 ぼくのうちには、黒い子ねこがいる。名前はクロ。
 クロが、うちの中で一番すきなのは、お母さんみたい。
 ぼくも、お母さんが大すきだ。

 でも、クロは、お母さんのどこがすきなんだろう。ぼくみたいに、おしゃべりしたりできないのに・・・。
 クロは、お母さんのどこを見てるんだろう?
 ぼくは、クロを、かんさつすることにした。

 お母さんが、あみものを始めると、クロは、そばで毛糸をコロコロさせている。
 クロがすきなものは、毛糸なのかなぁ?
 ぼくは、毛糸のセーターを着てみる。

 だけど、クロはみむきもしない。

 お母さんが、へやで本を読んでいる。
 クロは、すかさず、お母さんのひざの上でまるくなる。
 クロは字がすきなのかなぁ?
 ぼくも、本を読んでみる。

 だけど、クロはみむきもしない。

 お母さんが、ホットケーキを作る。
 クロは、お母さんのそばで、ニャーニャーなく。
 クロは、ホットケーキがすきなのかなぁ?
 ぼくが、ホットケーキを食べると、クロがぼくの口のまわりをクンクンかいできた。

 わかったぞ!

 クロは、お母さんのあまくてやさしいにおいがすきなんじゃないかなぁ・・・。

 ぼくは、クロの気持ちがわかった気がした。

  • 文:こぐまじゅんこ(第1回 猫のお話コンテスト 優秀作品)
  • 声:koebu 結城ハイネ
  • イラスト/アニメ:インターン生

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ねこのたま

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ねこのたまは それはそれは やさしい ねこでした。
どれだけやさしいって?

まぁ まったまった。いまから たまのおはなしをするよ。

きみは ねこのしごとを しっているかい?
ねこは ごしゅじんさまのいえからねずみを おいだすことが しごとなのさ。
なんでって? それゃー ねずみは いえのごはんを ぬすむからねー。 こまってしまうのさ。

あるひ たまは ごしゅじんさまに いわれたんだ。

「ねずみが いえのごはんをたべてしまって こまっているんだ。
 たまや ねずみを おいだしておくれ。」

でもね たまは しっていたんだ。
ねずみさんは あかちゃんたちに ごはんをあげるために たべものをぬすんでいることをね。

たまは なやんだ。
ごしゅじんさまのめいれいだ。
ねこのしごとは ねずみをいえからおいだすことだ。

でもね たまはしっていたんだ。
もし たまが ねずみさんをおいだしたら ねずみさんが とってもとっても こまってしまうことをね。

でもね たまは ねずみさんのもとにむかったんだ。
だって ねこのしごとだからね。

たまが ねずみさんの すみかにつくと 
ねずみのおかあさんは 小さな目に おおきなおおきな なみだのつぶをためて あかちゃんたちのまえで たっていたんだ。
きっと たまから あかちゃんを まもろうと おもったんだろうね。

たまは こころが ぎゅーっと いたくなった。

でもね たまはやさしいだけじゃなくて とってもかしこいねこだったんだ。
だから たまは かんがえた。 ねずみさんが いえからおいだされずにすむ ほうほうを かんがえたんだ。


「そうだ! ぼくのごはんを はんぶん あげる。
 だから いえのごはんをぬすむのは やめてくれないか。」

おかあさんねずみは びっくり! ちいさな目にたまっていた おおきな なみだのつぶが ひっこんでしまった。

「そんなことをしたら あなたのごはんが へってしまいますよ。」

すると、たまは にっこりとわらって いったんだ。

「ちょうど やせようと おもっていたんだ。」



たまのおかげで ねずみのかぞくは それからも いえで ゆっくりと くらすことができたんだ。

たまは どうなったかって?

たまは すこし やせて すこし じまんのけなみに つやが なくなってしまったけど
とっても たのしそうに ねずみさんとそのあかちゃんたちと なかよく くらしたんだってさ。
もちろん ごしゅじんさまも だいまんぞくさ。

  • 文:あずきバー(第2回 かわいい動物のお話投稿コンテスト 優秀作品)
  • 声:koebu もりこ

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