ねんねのかみさま

2016.01.28 16:43【こぐまじゅんこ】

 よるになりました。
 ねんねのかみさまが、空からまいおりてきます。

 どんぐり山は、きょうは、おまつりです。
 うさぎさん、さるくん、ぞうさん、たぬきくんは、よるになってもあそんでいます。
 ねんねのかみさまが、
「もう、みんな、ねるじかんだよ。」
と、ささやきます。
 それでも、みんなは、あそんでいます。
 ねんねのかみさまが、うさぎさんに、こもりうたをうたいます。
「ねんね、ねんね、ねる子はげんきー。」
 うさぎさんは、すぅーっと、ねてしまいました。
 ねんねのかみさまは、うさぎさんのおうちにつれていきます。
「さて、さるくんは、どうやったら、ねるかな?」
 ねんねのかみさまは、かんがえます。
「そうだ。おしりをトントンしてみよう。」
 ねんねのかみさまは、さるくんのおしりをトントンたたきます。
 さるくんは、ぐぅぐぅと、ねてしまいました。
 ねんねのかみさまは、さるくんをだっこすると、さるくんのおうちにつれていきます。
「つぎは、ぞうさん。どうやったら、ねるかな?」
 ねんねのかみさまは、くびをかしげます。
「よし、あたまを、やさしくなでてみよう。」
 ぞうさんは、くぅくぅと、ねむってしまいました。
 ねんねのかみさまは、ぞうさんをだっこします。
「うーん。おもいなぁ。」
 ふぅふぅいいながら、ぞうさんのおうちにつれていきます。

「さいごは、たぬきくん。どうやったら、ねるかな?」
 ねんねのかみさまは、おんぶしてみることにしました。
 たぬきくんを、おんぶしようとしたそのとき、たぬきくんのおかあさんが、むかえにきました。
「いっしょにかえろう。おんぶしてあげるよ。」
 たぬきくんは、おかあさんに、おんぶされて、きもちよくなりました。
 そして、すぅすと、ねむってしまいました。

 ねんねのかみさまは、
「おかあさんには、かなわないなぁ。」
といって、空にもどっていきました。

 いちばんぼしが、きらりとひかっています。

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